目のしくみを知ることで、目の健康状態を保てることができます。ここでは、目の仕組みについて解説します。
目は外から入ってくる光情報を水晶体と呼ばれるレンズで、焦点を調整して、網膜にその見ているものを出していると言われています。暗い場所では、瞳孔が開き、多くの光を取り入れます。逆に明るい場所では、瞳孔が閉じ、光の量を少なくします。暗い場所から明るい場所に急に移動すると、開いている瞳孔に突然、大量の光が入り込むため、まぶしくて目を開けられなくなります。少し時間が経つと瞳孔が調節をし、正常に見えるようになります。また、目は光の量だけではなく、距離も調整しています。水晶体の周りの筋肉を使って、水晶体の形を調整することにより、ピントを合わせているのです。
近視は水晶体の調節がうまくできずに、焦点が手前にずれてしまうことです。健康な視力があれば、しっかりと網膜に焦点が合うはずなのですが、近視になると水晶体の調節がうまくできなくなってしまい、焦点が手前にずれてしまうのです。原因としては遺伝によるものと、環境によるものがありますが、現代社会において多いのが、環境性の近視ですね。コンピューター、テレビ、本など近くで見るものばかりを見ているため、水晶体の調節機能に異変が生じ、近くのものしか焦点を合わせられないようになってしまうのです。これを屈折性近視と言います。
乱視というのは、目の中で焦点が二つ以上できてしまう現象です。目の一番先頭にある角膜が、しっかりとした球形でない場合に起こる現象です。乱視になると、ものが2つにぶれているように見えたりします。乱視には、角膜が不均一な丸みになっているために起こる、正乱視と呼ばれるものと、角膜が荒れてしまって凹凸ができてしまっているために起こる不正乱視と呼ばれるものがあります。不正乱視の場合は、メガネやコンタクトでの矯正は難しいため、手術が必要になることが多いです。